ひざや腰などの痛みの予防にも 足腰を鍛えよう

ひざや腰などの痛みの予防にも 足腰を鍛えよう

厚生労働省の調査によると、2019年における平均寿命と健康寿命の差は男性で約9年、女性で約12年となっています。「人生100年時代」と言われる今、健康寿命を延ばすことを意識してみましょう。

厚生労働省 e-ヘルスネット 平均寿命と健康寿命より

厚生労働省 e-ヘルスネット 平均寿命と健康寿命より

運動習慣をつけることやひざや腰の痛みを予防し足腰を丈夫に保つことは、健康寿命を延ばす第一歩と考えられます。健康な足腰を維持していれば、友人と外出や旅行を楽しむなど、豊かな日々を過ごせるでしょう。この記事では、健康寿命について気になる人に向けて、足腰を鍛えるメリットや方法などについて解説します。

運動習慣

足腰を鍛えるメリット

足腰を鍛えるメリットには、下記のようなものがあります。

  • 筋力がつく
  • 基礎代謝が向上する
  • 歩ける・自由に行動できる

ここからは、それぞれのメリットを説明します。

イラスト

筋力がつく

足腰を鍛えるメリットの一つは、筋力がつくことです。

足腰の筋肉は、歩く際や立ち上がる際などさまざまな場面で使われます。筋肉が衰ると体力が低下します。

大きな筋肉が集まる下半身を鍛えて、疲れにくい身体を目指しましょう。

基礎代謝が向上する

足腰を鍛えると、基礎代謝が向上することもメリットです。

基礎代謝とは、人間が生きるために最低限必要なエネルギー量のことで、基礎代謝が高い人ほど一日のエネルギー消費量が高くなります。この基礎代謝は1日の総エネルギー消費量の約60%を占めると言われております。

しかし、基礎代謝は加齢で筋肉が衰えることで低下していきます。全身の筋肉の中でも足腰には大きな筋肉が集まっているので、基礎代謝を上げるには、足腰を積極的に鍛えましょう。

歩ける・自由に行動できる

足腰を鍛えることで、歩ける、自由に行動できる期間が延長する可能性があることも大きなメリットと言えます。老後も家族や友達と出かけたり、旅行に行くこともできます。

しかし、加齢による筋力の衰えは、転倒や事故に繋がる要因の一つになります。

健康寿命を長くし、前向きな気持ちで過ごせるよう、若いうちから足腰を鍛えておきましょう。

足腰を鍛える方法

健康寿命を延ばすのはもちろん、足腰を鍛えるさまざまメリットについて紹介しました。
では、足腰を鍛えるにはどうすればよいのか、その方法についても見ていきましょう。

足腰を鍛える方法

日常生活で体を動かす機会を増やす

健康的に足腰を鍛えるためには、日常生活で体を動かす(筋肉を使う)機会を増やすことが大切です。

例えば、通勤時に歩く距離を増やす、エレベーターではなく階段を使うなど、小さなことから習慣づけましょう。

毎日少しずつでもいいので、体を動かすことを意識してみてください。

椅子スクワットを行う

足腰を鍛えるには、スクワットが効果的です。

特に、スクワットは下半身全体をまんべんなく鍛えることができます。スペースや器具なども必要ないので手軽に始められるでしょう。 足腰に不安がある方は、椅子から立ち上がって座る「椅子スクワット」がおすすめです。膝への負担を軽減しながら、安全かつ効果的に足腰を鍛えられます。このような筋トレも毎日少しずつ取り入れてみてください。

 

注)スクワットは正しいフォームで行わないと効果が減少するだけではなく、 最悪の場合怪我につながることもありますのでご注意ください。 また、無理のないように行うことを意識しましょう。

監修

マイナビ