ローヤルゼリーとは? 優れた成分を解説
ローヤルゼリーは、ミツバチが作り出す栄養が豊富に含まれた成分。世界三大美女の一人とされるクレオパトラが愛用していたという言い伝えもあります。現代では医薬品や健康に良いとされるサプリメント、ドリンクに含まれていることが多いですね。
そんなローヤルゼリーとはそもそも何なのでしょうか。パーフェクトフードといわれる所以やはちみつとの違い、また摂るべき理由などを解説します。
ローヤルゼリーとは?
ローヤルゼリーとは、ミツバチの働き蜂が花粉やはちみつを食べて分泌したもの。乳白色のクリーム状で酸味が強いのが特徴です。働き蜂が花蜜を熟成させた甘味料である“はちみつ”とは作り方が異なります。
ローヤルゼリーの成分
ローヤルゼリーの成分は、水分 66%、糖質 14.5%、タンパク質・アミノ酸 13%、脂質 4.5%、その他の成分 2%。タンパク質のアミノ酸スコア(※)は100 と非常に高く、さらに、各種ビタミン、ミネラルもバランス良く含んでおり、栄養価の高い食品です。
出典:文部科学省「日本食品標準栄養成分表(第8訂)」 より作成
※必須アミノ酸の含有バランスの指標。100に近い数値であるほど理想的
女王バチの特別食
ローヤルゼリーは、女王蜂のみが食べ続けられる特別な栄養源です。
女王蜂には、ミツバチの巣のなかの「王台」と呼ばれる場所に産みつけられた幼虫だけがなることができます。そして、その幼虫(女王蜂)だけが「王乳=ローヤルゼリー」を与え続けられるのです。
女王蜂は、ほかの蜂と同じ受精卵であるにも関わらず、孵化した後にローヤルゼリーを生涯食べ続けることで、体長が働き蜂の2~3倍、寿命は約40倍になります。また、最盛期には1日1,500個以上の卵を生む体力が備わるというから驚きですね。
監修 マイナビ